亜鉛中毒の症状とは|何mg摂ったら危険なの? | 亜鉛ラボ

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亜鉛中毒の症状とは|何mg摂ったら危険なの?

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亜鉛は私たち人間にとって必要不可欠な必須ミネラルですが、取り過ぎると一転、体にとって毒となってしまいます。

 

今回は、亜鉛の過剰摂取による中毒の症状と、上限耐用摂取量について詳しく解説していきます。

 

亜鉛中毒とは

 

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亜鉛中毒とは、亜鉛を過剰に経口摂取したり、吸入した時に起こる中毒症状のことを言います。推奨されている上限耐用量を超えて摂取した時に起こりますが、通常の生活の中で中毒が起きることは稀です。

 

では一体、どんな時に中毒症状が起きるのでしょうか。
3つの亜鉛中毒の原因についてご紹介いたします。

 

1.金属製品製造業

製造業などで、金属製品を扱っている場合は、産業性の酸化亜鉛の蒸気(酸化亜鉛ヒューム)を吸い込むことによって、中毒症状が出ることがあります。メッキの溶接などで出てくるモクモクとした白い煙は、吸い込んではいけないのです。

 

しかしながら、過酷な現場作業の中では、換気扇の稼働や呼吸用保護具の着用などを怠ったことによる、労災報告が多数存在します。この場合、吸入後2時間〜8時間経過するとインフルエンザのように発熱や悪寒の症状が現れます。

 

2.亜鉛メッキが溶け出した場合

亜鉛メッキが施してある容器に酸性の食べ物や飲み物を入れることによって、溶け出した亜鉛を経口摂取することで中毒症状を引き起こすこともあります。

 

3.亜鉛サプリの過剰摂取

目安量を大幅に超えての大量摂取により、急性中毒症状を引き起こすこともあります。
ですが、サプリなどの場合は、1日あたり100〜150mgの成分亜鉛を長期間摂取することによって銅が欠乏し、免疫障害や神経損傷を引き起こすこともあります。このように、単発での異常な量の過剰摂取に加え、慢性的な過剰摂取にも注意が必要です。

 

亜鉛中毒で起こる症状

 

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大量の亜鉛を摂取した時に起こる中毒症状は、下記のようなものが報告されています。

 

  • 食欲減退
  • 嘔吐・下痢
  • 腹痛
  • 低血圧
  • 黄疸(おうだん)
  • 胃障害
  • 胃機能障害
  • 筋肉痛
  • 発熱
  • 呼吸困難
  • 悪心
  • 倦怠感
  • 貧血

 

産業などで亜鉛を使用している場合の事故の場合は、その日のうちに亜鉛中毒の症状が起こります。
しかし、慢性的な亜鉛の過剰摂取の場合、これらの症状は一般的な風邪などの症状とも似ているため、亜鉛中毒だとは気付きづらいケースも多いのが特徴です。

 

急性亜鉛中毒になる過剰摂取量とは

 

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では、急性亜鉛中毒になる過剰摂取とは、一体どのくらいの量なのでしょうか。

 

摂取推奨量

 

厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、亜鉛の1日の必要摂取量は、

 

10mg(成人男性)
8mg(成人女性)

 

と記載されています。

 

妊娠・授乳中の女性、成長期の子供、激しいスポーツを行っている人などは、これより多い亜鉛の摂取が必要だと言われています。

 

上限耐用量

 

一方、摂り過ぎても体にとっては毒となってしまうため、亜鉛は1日の上限耐用量が定められています。

 

35mg〜45mg

 

女性や男性、生活レベルによって若干の差はありますが、およそ35mgが上限になります。

 

しかし、急性亜鉛中毒になる目安は2,000mg(2g)でsから、それほど心配は要りません。

 

牡蠣を食べ過ぎたら亜鉛中毒になる?

 

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食べ物で言ったら、どのくらいの量を食べたら亜鉛中毒になる可能性があるのでしょうか。

 

亜鉛を含む食べ物の中でも、最も多く亜鉛を含有していると言われている牡蠣を例に考えてみましょう。

 

牡蠣1個あたり20gの場合、亜鉛の量は2.6mg程度です。
1日に必要な亜鉛の摂取量を牡蠣から摂取する場合は、5個で13gになります。

 

(※ちなみに、大ぶりの牡蠣で旬なものだと、1つで6mgの亜鉛を含んでいることもありますので、個体差や季節によっても変わってきます。)

 

1つ2.6mgで計算すると、過剰摂取と言われる35mgに達するのは、牡蠣を13個摂取した時になります。オイスターバーなどで牡蠣だけを食べるとしたら、13個くらいペロリと食べてしまう人もいるかもしれませんね。

 

しかし、13個以上食べたら必ず中毒症状が現れるわけでもありませんし、5個にとどめたとしても、お腹が弱い人は下してしまうこともあるでしょう。

 

牡蠣の食べ過ぎは単純な亜鉛の含有量だけではなく、個人の体質によっても変わってきますので、一概に何個までなら大丈夫、という判断をすることはできません。

 

その日の体調によっても、食後の体調に影響を及ぼしますので、いずれにせよ食べ過ぎには注意が必要です。

 

それって本当に亜鉛中毒?

 

また、牡蠣の食べ過ぎにより具合が悪くなった時は、亜鉛中毒ではなく、「ノロウイルス」に感染した疑いもあります。

 

ノロウイルスは亜鉛中毒とは違い感染症になりますので、人に移る可能性があります。また、非常に強い感染力を持っているので、なるべく早めに病院へ行って検査をしましょう。

 

通常の食生活では問題なし

 

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とは言え、オイスターバーにしょっちゅう行くとか、牡蠣漁を実家が営んでいるというわけでもない限り、それほど多くの牡蠣を食べる機会はそう多くないでしょう。

 

牡蠣以外の食べ物であっても、亜鉛が含まれるような食事の摂りすぎによって、亜鉛中毒の症状が起こることはほとんどありません。

 

亜鉛を慢性的に過剰摂取すると起こる中毒症状

 

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普段の生活の中で亜鉛の中毒症状が起きるとしたら、考えられるのは「サプリメントの過剰摂取」が原因のことがほとんどです。

 

急激に大量に摂取する以外にも、長期間にわたって通常よりも多い量を摂取することによって、慢性的な中毒症状を引き起こすことがあります。

 

慢性的な中毒症状に陥るとされる量は、1日およそ100mg〜150mgの成分亜鉛を摂取した時だと言われています。

 

  • 貧血
  • 免疫機能障害
  • 性機能障害
  • 味覚機能の低下
  • 抗酸化機能の低下
  • 骨粗鬆症
  • 白血球の減少
  • 善玉コレステロールの減少

 

上記のような症状があらわれるため、サプリメントの1日の摂取目安量は守るようにしましょう。

 

また、多めに摂取することで体調が改善されたとしても、一時的な対処法として体調に合っていただけであり、長期間の使用にはリスクが伴うことを知っておくことも大切です。

 

特に、海外産の亜鉛サプリメントは日本のものよりも1粒あたりの含有量が多い為、自己管理には注意が必要です。

 

亜鉛は毒性の低いミネラル

 

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ここまで亜鉛の摂りすぎによる中毒症状について見てきましたが、実際は普通の食事をしている際には、そこまで過剰摂取を心配する必要はありません。

 

むしろ、不足していることの方が多い成分ですから、積極的に食事の中に取り入れることが必要です。

 

食べ合わせや飲み合わせによって吸収が阻害されやすく、その吸収率は多くても約30%だという報告もあります。

 

また、激しいスポーツやストレスを多く抱えると亜鉛はすぐに消費されてしまうので、人によっては大きく不足している可能性もあります。

 

亜鉛は体内で生成することのできないミネラルなので、食事からしか摂取できません。しかし、食事からの摂取だけでは不足しているとなると、サプリメントなどで補助するのが良いでしょう。

 

その際は、1日の摂取目安量を守って飲むように気をつけましょう。

 

 

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